おおむね歩きという感じだが、時折現れるゴルジュや水量豊富な滝は見事!
長丁場で体力系の沢だ。
谷沢川本流~鍋倉山~ヨモギ沢~ケナシ沢~日本平山
2026/6/29-7/1 2泊3日 3級
wakaちゃん・ガイド仲間の渋沢さんの3人PT!
前回に引き続き下田川内山塊の謎沢へ。
wakaちゃんが以前から狙っていた所らしいが、例のごとく私は全然知らない沢だ!
入渓してしばらくは本流らしい水量で、へつったり徒渉したりしながら進む。
時々ゴルジュになるが、特に問題なく通過できた。
たまに出てくる滝は登れないものが多かった。






大池沢出合を過ぎると急に明るい渓相になる。
ようやく楽しくなってきそうな雰囲気を出しているが、ここまでが冗長すぎてイマイチ気分が上がらない…
3日もあるし、今日はこの辺までで良くない?と言うが、渋沢さんはもちろん、wakaちゃんもまだまだ元気で進む気満々だ!
二人のやる気に引っ張られて進んでいくと、ゴルジュ地形となりテン場適地が無くなった。
今日は長くなりそうだなぁと腹をくくる…笑


見るからにヌメヌメの2段滝は泳いで滝横のテラスに上陸し、水流右をwakaちゃんリードで越えた。
下段は見た目通りヌメリで、上段は落ち口へのクライムダウン交じりのトラバースで地味に悪かった。
フォローで登り終えてふとwakaちゃんを見ると、首にでかいヒルがついていた。
これぞ下田川内という感じ…




その後ゴルジュの中は河原状になるが、3人寝るには狭いスペースしかないので先に進む。
大倉沢あたりに整地すれば寝れそうなヤブい高台もあったが、wakaちゃんが絶対ヒルやばいよと言うのでもうちょっと先に進むことに。
もはやどこで寝ても変わらなそうだし、疲れたし、はやく焚火したいな~と思っていたら、大滝が出てきた。


大高巻きになりそうかつ時間も時間だから、さっきの高台に戻って寝ようと提案するも、大滝上まで行けばいいテン場があるから!何か荷物持つよ!と押しきられた。笑
そこまで言うなら…と背負ってきた日本酒をwakaちゃんに託すと、「えっこれ捨てればいいじゃん」と耳を疑う言葉が飛び出した!
…どうやら、ペットボトルに詰め替えてたのもあり、ただの水だと思ったらしい。
こんな飲み水無限の環境で、ただの水を後生大事に持ってこないって!ましてや人に持たせないって!!笑
大滝は左岸から高巻いた。
渋沢さんのナイスなルーファイで小一時間ほどで高巻きを終え、ブナの綺麗な広場に辿り着いた。
ここは確かに平らで快適、薪豊富、ヒルもいない神テン場だった。頑張ったかいがあった。


翌日は鍋倉山に北面の沢から詰めあがり、南西のヨモギ沢を下って幕営地に戻った。
登った沢は1か所10m級の直瀑がいくつか連続する所があったが、登れず巻いた。
その後ヤブヤブの鍋倉山をピークハントしてから下降。
いくつか小滝が出てきたが、特に問題なかった。


2日目はほぼ幕営地でのんびり過ごして、最終日。
日本平山の稜線を目指してケナシ沢を詰めあがる。
道中の岩壁にはいくつか謎の坑道があった。
日本平山には江戸時代あたりに拓かれた鉱山(今はどれも廃鉱)があるらしいので、それ関連かもしれない。
ヤブをかき分けて日本平山に到着。
その後の登山道もなかなかヤブかった。谷筋は崩れていて歩きにくい。
快適とは言い難い下山をこなして駐車スペースに戻ると、足元で大量のヒルが蠢いていた。
なんともおぞましい…これぞ下田川内…



谷沢川はなかなかクセつよ系で万人にはオススメできないが、川内山塊のディープな感じを味わいたい方には良いのではないでしょうか。
山深い谷なのに意外と人の痕跡も見られ、鉱山やゼンマイ採りの歴史に思いをはせながら歩くと、より楽しめるかもしれない。
同行のwakaちゃん、渋沢さん、ありがとうございました!
コースタイム
1日目
8:00 入渓―13:30 大池沢出合-17:00 大滝下-18:00 幕営地
2日目
6:30 幕営地―9:20 鍋倉山-13:00 幕営地
3日目
6:50 幕営地―9:40 稜線-10:40 日本平山-15:00 駐車スペース
装備
登攀具、50mロープ、ラバー靴
