葛川本流は一日中泳ぎっぱなしのザ・泳ぎ沢!暑い日に水と戯れるのにオススメ。
北山峡 葛川本流 遡行記録
2021/6/9 日帰り 2級
6月に入り、ようやく気温が上がってきたので泳ぎの沢へ!
葛川にかかる田戸橋付近の駐車スペースに車をとめる。水温はまだ低そうなので、ウェットスーツを着込んで出発。
駐車スペースの脇から沢へ下る。下りやすそうな緩い斜面を選んで下って行くと、特に苦労せず沢に下りることができた。
初っ端からゴルジュ地形で威圧感があるが、水の流れは緩い。特に苦労せず進んでいけた。
やはり水温は低いが、気温も高くウェットも着ているため心地よい冷たさだ。
しばらく進むと更に両岸が切り立ってきた。この沢の核心、S字淵だ。
緩い流れを泳ぎ進んでS字淵の最狭部へ。
まずはケーシが数回トライするが、良いホールドが無いらしく流されてきた。
私もダメ元でトライすると…意外と行けてしまった。
側壁のカチを保持して、水中のヌルヌルの岩に乗り上がり、そのまま対岸の反転流に飛び込んでクリア。
ここは水量が多いと全く歯が立たなそう。
核心を終えると、綺麗な淵と小滝が連続する。穏やかな渓相だ。天気も良くて気持ちがいい。
一応遡行図を見ながら進むが、同じような景色が続くので、どこにいるかよく分からない…
ただひたすら泳ぐ。
頭上に道路が横切り、ようやく居場所が分かった。ここからが後半戦だ。
相変わらず次々と出てくる長い淵を越えていくと、泳ぎ飽きたころに一ノ滝に到着。
右岸をへつろうと思ったが、ヌルヌルで嫌な感じ。結局、前衛の滝とまとめて左岸から高巻いた。一ノ滝上には綺麗なナメが広がっている。
ナメに導かれるように歩いていくと、すぐに堂々たる二ノ滝だ。
おとなしく左岸から高巻く。
あとは平凡な河原を歩いていき、石積みが出てきたところで遡行終了としたが…
枝沢を詰めて行ったら、変な所に出てしまった。
道路に上がるまで逆に面倒だったので、遡行図の通りに最後まで詰めたほうが良かった。
その後は小一時間道路を歩いて駐車スペースに戻った。
感想
葛川本流はほぼ泳ぎの要素しかない純な泳ぎ沢だった。増水していなければ特に難しい所もないので、泳ぎ沢入門に良い沢だと思う。
車2台体制なら下山も無くなり超お手軽。ただひたすら泳ぎたい時に行くのが◎。
コースタイム
駐車スペース9:00ーS字淵9:30ー車道横断点11:30ー二ノ滝12:50ー車道13:30ー駐車スペース15:00
装備
ラバーソール靴、フローティングロープ30m、ライフジャケット、ウェットスーツ