沢登りのグローブ、手袋について解説します。
そもそも必要なの?という疑問から、種類別のメリットデメリットまでわかりやすく解説します。
これから沢登りを始める方の参考になれば幸いです!
沢登りにグローブは必要?
結論から言うと、沢登りにグローブは必須ではないですが、絶対にあった方が良いです。
岩や木を掴んだり、ロープを扱う時に手を保護してくれるのに加えて、種類によっては岩のヌメリを抑えたり、フリクションを良くしてくれるため、素手にこだわりが無ければ購入すると良いです。
実は一時期、自分に合うグローブが見つからず、素手で沢登りをしていた時がありました。
グローブが無くても沢登りはできますが、素手だと鋭利な岩や草で手を切ったり、うっかりトゲ植物を掴んで指に穴があいたり、指先があかぎれやささくれだらけになったり…
ロープをさばく時にも摩擦で痛いし、とにかく不快な思いをすることが多かったです。
今では自分に合うグローブが見つかったので、ここぞという登攀時以外はグローブをつけるようにしています!
グローブの種類
グローブの種類とメリット・デメリットを解説していきます。
それぞれの特徴をふまえて、自分に合ったグローブを選びましょう。
渓流グローブ
沢登りや渓流釣り用に開発されたグローブです。
強度を上げるために手のひらに丈夫な素材を使用したモデルもあります。
【メリット】
指先まで覆われているので、藪漕ぎなどで手をしっかりと保護してくれます。
また、保温性も高いので、泳ぎが多い沢や寒い時期にもおすすめです。
【デメリット】
指先まで覆われているため、滝の登攀時などの指先感覚が鈍くなります。
ただし、細かいホールドを掴む必要がある時だけ素手になったり、指先を出せるタイプのグローブを選べば対応できます。
渓流グローブ(フィンガーレスタイプ)
上で紹介したグローブの指先がないタイプ、いわゆるフィンガーレスの渓流グローブです。
防御力は少し落ちますが、操作性が抜群です。
【メリット】
指先が出ているため、岩のホールド感がとても良いです。
また、ロープワークなどの細かい作業も快適に行うことが出来ます。
【デメリット】
指先はむき出しなので、傷付く可能性があります。
軍手
一見頼りなさそうですが、愛用者が意外と多い軍手。昔から沢登りで愛されてきたアイテムです。
手のひらにイボイボが付いていないタイプが無難です。
【メリット】
ヌメリに非常に強いです。
コケや藻などによってツルツル滑るような所も、軍手なら安心して掴むことができます。
どこでも購入出来て、価格が安いのも良いと思います。
【デメリット】
摩耗が早いです。
場合によっては1日で穴が開くので、基本的に使い捨てになります。
ゴム手袋
よく園芸用に売られている、手のひらがゴムで背抜きされている手袋です。
【メリット】
指先をしっかりと保護し、ゴムのグリップが登攀や藪漕ぎを補助してくれます。
軍手同様、コンビニやホームセンターで安く手に入るのも良いですね。
【デメリット】
メーカーによってグリップ力や耐久力にムラがあります。色々試してみましょう。
その他
用途が限られますが、ファイントラックから水かきがついた手袋「パドルグローブ」が販売されています。
泳ぎ沢のお供に持って来いの、泳力を上げてくれる面白いアイテムです。
ここぞという時の切り札として持っていると心強いかも?
最後に
沢登りのグローブは、色々試してみて自分に合ったものを見つけましょう。
ちなみに私が最近愛用しているのはこちら。
ゴム手袋としては少し高価ですが、フィット感と通気性が良く、濡れた所へのグリップ力も申し分なし。
他の園芸用手袋に比べると耐久力もあり、丸々1シーズン使えました。
また、手袋をしたままスマホが使えるので便利です。おすすめです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!