大菩薩峠 小菅川本谷

苔と森に癒される、山深い沢歩きが楽しめる。

多摩川水系 小菅川本谷

2024/6/14 日帰り 1級上

クライマーのコミネさんが声をかけてくれ、久々に沢に行くことになった。
久々と言っても、およそ10年以上ぶりだ!彼は探検部の先輩で、学生時代に数回沢に連れて行ってもらった。

私はクライミングについて全く詳しくないが、コミネさんが何やら凄いルートを登ったということだけは知っている。
攻めた岩登りをする彼だが、沢登りは最近は癒し渓が良いらしい。

はじめは栗原川に行く予定だったが、天気が悪く断念。ギリギリ天気の持ちそうな奥秩父へ。
林道終点の広場に車をとめて出発。

踏み跡をたどって沢に下りると堰堤が出てくる。
右からやたら険しいズルズルの斜面を登って大高巻き、懸垂2回で沢に下りた。
後で調べたら、ここは堰堤の左から簡単に巻けるらしい。

懸垂1回目
2回目
40分くらい費やした!

しばらくゴーロ主体の沢歩きだ。新緑を楽しみながら進む。
綺麗な滝が点々と出てくる。

深緑の釜
緑に癒される

連瀑帯入口の2段滝は右から登ったが、結構ヌメる。
私はラバーで来てしまったので、タワシで磨きながら越えた。

2段滝
掃除中

滝が続くが特別難しい所は無く、癒し渓。
このあたりで雨がパラついてきてしまったが、最後まで本降りにはならず一安心。

水流内を行く
右壁から巻き気味に越えた
森と苔が綺麗な沢だ
12m滝 右から巻いた

連瀑帯を越えるとしばらくゴーロ歩き。
co1505 奥の二俣を右に入ると階段状の滝が出てくる。この辺りはとても綺麗だった!

ゴーロ。長い。
フィナーレの階段状滝

道中、変わったキノコが群生していた。ドレスみたいになるやつかと思ったら、ちょっと違う。
後で調べたら、多分キイロスッポンタケ。臭くて食べられないらしい。

co1690付近で赤テープを目印に踏み跡をたどって登山道に出ると、ニワタシバと書いた看板がある。
昔はここが甲州と奥多摩の交易路だったそうで、その荷渡しをしていた場所なんだとか。
そんな歴史ある道をありがたく下って、駐車スペースに戻った。

大量に生えてた…
ニワタシバ看板
霧で幻想的な登山道

小菅川本谷は思った以上に渓相が良く楽しめた。
滝を目当てに行くと物足りないと思うが、まったり沢歩きするには良い沢だ。

コースタイム

8:00 駐車スペース―8:10 入渓-10:00 連瀑帯入口-11:00 奥の二俣-11:50 脱渓-12:00 ニワタシバ―13:10 駐車スペース

装備

ラバーソール靴、30mロープ