谷川 井戸小屋沢右俣

快適に登れる滝が続く開放的な渓相。夏にピッタリの爽快な沢!約6年ぶりに再訪。

万太郎谷 井戸小屋沢右俣 遡行記録

2023/8/30 日帰り 2級上

8月末にしては厳しい暑さが続く日々。
「山歩みち」の木村さんと取材遡行の練習として泊まり沢に行く予定だったが、
猛暑の影響で最近お馴染みの夕方~夜の雷雨予報だったので、急遽日帰り沢に変更…
手頃な滝登りを楽しめる井戸小屋沢に行くことにした。

近くのセブンで待ち合わせて木村さんと合流するが、
最近夏バテ気味のケーシがどうも胃腸の調子が悪いとのことで帰宅し、木村さんと2人での遡行となる。

吾策新道登山口あたりに車を停めて出発、少し林道を歩いて入渓。
しばらく万太郎谷の美しい渓相を楽しみながら歩く。
暑いのでウォータースライダーをしてみたが、水量が少なくあまり滑らなかった…笑

万太郎谷
美しい渓相だ

関越トンネルの換気口を過ぎると間もなくオキドウキョ。
ゴルジュ入口は水量が少なく水流内を歩いて入ることができた。
ゴルジュ内部も穏やかな流れで、普段は近づくのが困難な奥の滝にも今日なら挑戦できそう…

オキドウキョ入口
水少なっ!

手前の滝を左から登り、奥まで泳いで行ってみると容易に取りつくことが出来た。
それにしても、水に浸かっていても全然寒くない!今年は暑すぎる。

普段は近づくのも難しいが
今日は簡単

オキドウキョを過ぎると、右から井戸小屋沢が出合う。
最初の滝は水流左から。右岸から簡単に巻くこともできる。
続く滝は右壁をへつって越えた。すでに水量が少なく、早々に涸れそう。

最初の滝
次の滝

次々と滝が出て来る。
アトラクション的に快適に登れる滝が続いて楽しい。
ラバーソールのフリクションもよく効いて快適!

泳ぐ!
谷の奥に険しい山々が顔を出す
花崗岩の白い岩肌が美しい
とにかく快適

ナメや滝を楽しみながら越えていくと左から小障子沢が出合い、右に入るとCS滝。
右ののっぺりした岩にフリクションを効かせて登る。
いかにもヌメリそうな色をしているが意外とヌメらなかった。
続くCS2連瀑は左から巻いた。人気の沢だけあって踏み跡はバッチリ。

意外とフリクションが効くCS滝
巻いたCS2連瀑

バンバン滝をかけるが開放的な渓相で心が軽い。一見難しそうな滝も近づいてみると意外と登れる。
前回来た時は凍えながら遡行したが、今回はすこぶる快適。
やはり沢登りは積極的に濡れたい位の気温の時に行く方が楽しめる。

天然プール
開放的な渓相
どこまでも明るい

ハイライトの大滝は左右どちらも登れる。右の方が容易。

階段状の大滝

二俣を過ぎると似たような階段状の滝がいくつか出て来るので、ヌメリに気を付けながら越えていく。
ややボサってくるが沢型を忠実に詰めると、ほぼヤブ漕ぎなしで登山道に飛び出した。
そのまま吾策新道を下って車に戻る。

階段状の滝が続く
このまま詰めて登山道へ!

感想

6年ぶりに訪れたが、何度来ても楽しめる良い沢でした。
白く美しい岩肌に開放的な渓相、点在する泳ぎスポット、快適に登れる連瀑
…などなど、楽しい要素が盛りだくさんの名ルートだと思います。

コースタイム

駐車スペース 7:30ー入渓 7:40ー井戸小屋出合 9:00ー二俣 11:00ー登山道 12:00ー駐車スペース 14:00

装備

ラバーソール靴、30mロープ

著:豊野 則夫
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