60m大滝から始まる登攀系の沢。短い行程だが大滝、ゴルジュ、ナメと変化に富んで面白い。
備後川 ナル谷 遡行記録
2021/6/8 日帰り ３級
梅雨の合間に登攀系の沢へ。
入渓点近くまで車でアプローチし、林道脇の急斜面を下って沢に降りる。
林道は度々通行止めになるようなので、行く前には道路状況のチェック推奨だ。
沢に降り立つと目の前に見事なナル谷大滝が現れる。徒渉して基部へ。
ロープを出して１ピッチ目登攀開始。水しぶきを浴びながら水流左を登って行く。
岩もしっかりしており、ホールド豊富な階段状。ただし恐ろしくヌメる！
２ピッチ目はヌメヌメの水流沿いから離れ、左の藪に入る。途中でロープの流れが悪くなりピッチを切った。３ピッチ目も藪登り。傾斜が緩んだ所でピッチを切る。
４ピッチ目でバンドを辿って落ち口に出て、60ｍ大滝の登攀終了だ。
大滝上には30ｍ滝が控えているが、左岸から簡単に巻くことが出来た。
その後はしばらく癒しの渓相が続く。
長い河原歩きを終えると30m滝がかかる。左から快適に直登できた。
30m滝を越えるとゴルジュとなる。後半のハイライトで、高さは無いが小難しい滝が続く。
泳いだり水を浴びたり、水と戯れながら突破する。
ゴルジュ帯を過ぎると二俣。右俣に入ると快適なナメ歩きとなる。
やがて水が涸れとなり、そのまま詰めると林道に出た。林道を歩いて駐車スペースに戻る。
コースタイム
駐車スペース8:30―大滝下8:40―大滝上10:20―ゴルジュ11:30―二俣12:10―林道12:40―駐車スペース14:00
装備
ラバーソール靴、50mロープ、カム・ハーケン
