白砂山 堂岩沢~白砂川 猟師ノ沢~黒渋沢

山深い上信越国境の沢を周遊。
基本は穏やかな沢歩きだが、黒渋沢はちょっとした大滝もあり楽しめる!

堂岩沢遡行~ノックボ沢・猟師ノ沢・白砂川下降~黒渋沢遡行

2025/07/07-08 1泊2日 2級

登山ガイドのwakaちゃん、彼女のガイド友達のナオさんと3人で沢登り女子会!
はじめは栗原川の予定だったが、天気に恵まれず転身することに。
栗原川にはこれで2回振られてしまったことになる…笑

代わりにwakaちゃんが提案してくれた白砂川流域の沢に行くことになった。
この辺の山域を全く知らなかったので、自分では思いつきもしない場所だ。

朝、道の駅あがつまに集合。
車を一台にまとめて野反湖に向かい、池の峠駐車場から出発!

白砂川に下るには山越えする必要があるので、まずは堂岩沢から稜線を目指す。
八間山への登山道を利用しても良かったが、何事もなければ堂岩沢からの方が最短で下降点に行けるので、沢から行くことに賛成した!
結果、堂岩沢は何もない穏やかな沢で、最後は少しの薮漕ぎで簡単に稜線に出ることができた。

堂岩沢 穏やかな渓相
一応小滝が数個ある

そのままコルの反対側のノックボ沢に下る。
小滝がいくつか出てきたが、懸垂下降する程の滝は無い穏やかな沢だった。
猟師ノ沢に出合ってからも、基本は穏やかな河原。

小滝がいくつか出てくる
ミニゴルジュも少しあり

順調に下って白砂川本流に合流。
上流の方には水量豊富な滝がかかっている。直登は難しそう。

そのまま白砂川を下っていく。釜のブルーが美しく、穏やかな渓相に癒される。
ただ、水はほんのり酸味があるような感じで、あまりがぶ飲みするのは体に良くないかもしれない。

白砂川本流には難しそうな滝
水が青い!

黒渋沢手前で行動終了!
雨に降られそうな予報だったので、近くに高台のある河原を選んだ。
以前、大雨で幕営地が水没したトラウマがあるので、雨予報の沢泊にはどうも苦手意識がある…

今夜の寝床
今シーズン初焚火、無事成功!

楽しく焚火を囲んだあと河原で寝たが、しばらくすると雨が降ってきた!
もし雨が強くなるなら、本降りになる前に移動しといた方が良いよねということで、そそくさと高台に移動。

シュラカバを忘れて寝袋を濡らしたくないのと、着こめば寝袋なしで寝られそうな気温だったので、そのままゴロ寝していたが、さすがに深夜に寒くなったので寝袋を出した…
大雨にはならなかったようで、朝起きたら寝床は意外とドライだった。寝袋が水浸しにならなくてよかった!

濡れた薪にも無事に火がついて、焚火で暖まりながら朝食を食べてのんびり出発。
黒渋沢出合は硫黄成分が多めなのか、大白水谷を彷彿とさせる白っぽい岩だ。
名前に反して明るい渓相の沢なのかと思いきや、すぐに黒くてヌメる岩になった。名前通りの沢だった。

出合は白かったのに…
黒い岩肌になった!

最初は平凡だったが次第に小滝が出てくるようになり、楽しく登っていく。
この沢で最大の滝は左を登り、最後の方はシャワーで無事突破!

大滝
シャワークライム!

その後も小滝が続き、楽しい区間が続く。
標高1610mあたりの三俣を左に入り、特に困難な所もなく順調に標高を上げていき、最後は薮をこいで登山道に出た。
八間山は展望の良い山らしいのだが、今回はガスっていて何も見えなかった!

いい感じの沢でした
八間山 山頂

この辺りでは八間沢が滝が多くて面白いらしいので、また来る機会はありそう。
山頂からの展望はその時のお楽しみだ。帰りは登山道を下って1時間ほどで駐車スペースへ。

無事に今シーズン初の沢泊を終えることができて良かった。
去年1年間ブランクのようなもので体力が心配だったが、だいぶ戻ってきた気がする!

お誘いいただいたwakaちゃん、ナオさん、ありがとうございました!

コースタイム

1日目
8:30 駐車スペース―10:30 稜線-13:00 猟師ノ沢・白砂川本流出合-14:00 co1120河原 行動終了
2日目
7:20 行動開始-7:30 黒渋沢出合-12:40 八間山山頂-13:50 駐車スペース

装備

30mロープ、フェルトソール靴(シュカ)、ラバーソール靴(wakaちゃん・ナオさん)