奥只見 白石沢スラブ

最近少し話題?の奥只見湖にある秘境の大スラブを探訪。視界一面に広がる見事な一枚岩のスラブは圧巻!

奥只見湖 白石沢スラブ 遡行記録

2023/10/31 1泊2日 (翌日の片貝ノ嵓スラブの記録はこちら

初日は白石沢スラブ、翌日は以前行こうとした貝ノ嵓スラブを登る予定で出発!

以前はわざわざカヤックを借りて銀山平からアプローチしたのだが、積載量オーバーで半分沈みながら現地に到着。
片貝ノ池で寒空の下、大量の鹿に囲まれて眠れない夜を明かし、翌朝スラブを見るとビッショリ濡れている…
色々と登る気が失せて、結局謎に秘境の地でキャンプして帰ってきただけとなったのだった。

という訳で、今回はボートをチャーターしてアプローチ。
六方という宿が出してくれている渡し舟を予約した。

奥只見湖
今回は渡し舟で!
舟に乗り込む

ボートに乗り込んで15分程度で白石沢に到着。
人力だととんでもなく時間と労力がかかった所に、座って景色を眺めているだけであっという間に着いてしまった。
文明の利器は素晴らしいなぁ…

紅葉真っ盛りの奥只見
白石沢に到着

白石沢出合から1時間ほど沢を歩くと目的の大スラブに到着。
少し登ると視界いっぱいにスラブが広がり、日本離れしたスケール感に感動!
白い岩肌に紅葉が映えてとても美しい景観だ。

白石沢スラブ登り始め
対岸にいる人が豆粒のよう
美しい侵食
広大な一枚岩の空間

スラブの難易度自体は難しくはなく、沢慣れしている人なら全然問題ないレベル。
そのまま快適にスラブを登って行くと尾根に出た。存分に景色を楽しんだ後、スラブを歩いて下り来た道を引き返す。

尾根に出た
尾根の向こうに紅葉で燃える山々
振り返ると白石沢スラブの全景
歩いて下る

白石沢出合に戻って休憩後、翌日の目的地である貝ノ嵓スラブへのアプローチを始める。
ひとまず片貝沢を目指すが、どうやら貯水量が多いらしく湖岸を歩いていける状態ではない…
ほぼヤブ漕ぎ状態で湖岸をへつって進んでいくが、全然進まないし疲れる。
通常は30分ほどで行けると思われる所が、1時間半ほどかかって片貝沢に到着。

普段よりもだいぶ水位が高いらしい
楽々歩いて行けると思ったのに…

時間が押しているので片貝沢のバックウォーターで本日の行動終了。
貝ノ嵓スラブへはまだまだ湖岸を歩いて、対岸まで回り込まなければならない…
ということで、迎えの渡し舟の時間などを考慮すると、貝ノ嵓スラブは今回も断念することに。

翌日はその辺を散歩しつつ迎えの舟が来るまで時間をつぶすことになったが…
これが結果オーライ、新発見につながることになったのだった!

晩秋はテント泊
焚き火で温まる

感想

白石沢スラブは日本離れした景観を比較的手軽に楽しめる絶景スポットという印象。
近年人もたくさん入っているらしく、もはや秘境ではないかもしれないが一見の価値ありだと思う。
美しいスラブに囲まれた空間が、写真では伝わらない感動を与えてくれる。

コースタイム

遊覧船乗り場9:45―白石沢バックウォーター10:00―尾根上12:00―片貝沢バックウォーター14:30

装備

ラバーソール靴、50mロープ(慣れていれば不要)

Black Diamond
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